異世界に憧れるブログ

豊かな現実逃避で現実を豊かに

異世界へぶっ飛べる音楽(エレクトロニカ編)

1. Kettel - Volleyed Iron

オランダの電子音楽Kettelの5枚目のアルバム。

イメージさせるのは、森や、その中に佇む湖と言ったところか。森は森でもよくある日本の森ではなく、ファンタジー世界の中のエルフの森のような幻想的な空間を想起させる。他のアルバムでは割と強めにビートが鳴っているが、このアルバムではなりを潜めており、甘美なアンビエント作品に仕上がっている。この音楽は、都会にあるちょっとした自然をも、美しく彩ってくれるだろう。

 

2. Secede - Tryshasla

こちらもオランダの電子音楽家である、Secedeの2枚目のアルバム。

このアルバムも、森や自然の中を想起させる。しかし、どこか未来的な雰囲気も漂う。まるでこの先の人間社会が滅び、未来的な構造物を自然が覆う世界に、新たな文化が息づきつつある世界のようである。上記のKettelのアルバムよりも、全体を通してメロディがはっきり流れており、聴きやすいのではないかと思う。異世界感はかなり高いのでおすすめです。

 

3.Ametsub - All is Silence

日本の電子音楽Ametsubの2枚目のアルバム。

ジェケット通りの、退廃的空間が目の前に広がるような音楽。

 

4.Boards Of Canada - Music Has The Right To Children

スコットランドエレクトロニック・ミュージック・デュオBoards Of Canadのデビューアルバム。

open.spotify.com

このアルバムの雰囲気は、今回紹介する音楽の中でも 一段と有名なアルバムでありながら、かなり異質。想起させるのは、自然の風景もなく、近未来的な都市でもない。それは行ったこともないのに、子供の頃の記憶の影に残っている場所であり、この世のどこでもない狭間の世界のよう。居心地の悪い懐かしさのようなものがありながらも、浸っていたいような不思議な感覚があり、まさしく異世界の感覚を味わえる。

 

5.Hammock - Maybe They Will Sing For Us Tomorrow

アメリカのアンビエント・ポストロックバンドのHammockによる4枚目のアルバム。

バンド名が表すように、少し牧歌的な雰囲気も感じるアルバム。微かに明るくなりつつある、朝の山間の風景を思わせる。しかし、現実にはないような壮大な空間の広がりを感じさせる。

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